フォーサイト2月号(新潮社)-世界を制するEUスタンダード
今日紹介する新潮社の「フォーサイト」。世界で活躍するジャーナリスト・専門家や日本の特派員から集めた様々な情報が満載。TVのニュースでは見ることができない数多くの情報に驚いたり、考えさせられる。
購読を一時中断していたが、今年1月から復活、購読4年目になる。今回の2月号では、「世界を制するEUスタンダード」を紹介したい。
Wikipediaによると、EC(欧州共同体)から発展、EU(欧州連合)発足から14年、現在27カ国が加盟、人口は4.56億人と、巨大な経済圏となったEU。5億人の市場を背景に様々な「国際規格」を作り出し、それが国際標準としてアジア市場まで席捲しているという話。
高速道路の「ETC」。ASEAN各国では、ETCの普及が始まったそうであるが、知名度が決して高くない欧州企業が優位に立っている-日本製のETCは技術的には優れているが、JISという日本規格に沿っており、一方、ASEAN各国はEUのCEN(欧州標準化委員会)という工業規格を採用。このため、彼らはCENの規格を要求してくるのだ。
工業製品のみならず、食品についても、EU基準を採用。EU基準が一番厳しいため、安全性が高い食品はEUに、化学物質の含有量が多い可能性がある「残りもの」が日本に輸出されている現実があるようだ。
日本の食の安全を過信していた私にとっては、最近の「偽装」事件に加え、とてもショックだったのだが、それを知ったとしても消費者はどうしたものか・・・。
EUの基準が一番厳しいのであれば、食品の安全を確保するために日本の基準についても同レベルにするよう検討が必要な気もするが、EUが巨大となって、このような流れがある現実を受け止めて、日本の通商戦略もどうにかならないものかな、ともどかしさを感じるこの頃である(なかなかそう単純には行かないのだろうが)。
それにしても、こういうことをもっとTVや新聞で報道してほしいと思う。
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/
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- フォーサイト2月号(新潮社)-世界を制するEUスタンダード(2008.02.05)
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